ウレタン塗装
ウレタン塗装は色をつける顔料を化学的に合成されたウレタン樹脂で溶いて
食器などの色付け使います
漆塗装は顔料を漆の木からとったウルシ樹脂で溶いて塗装します。
それぞれ以下の特徴があります。
|漆塗料
- 漆は採取が難しく高価である
- 漆器は油・酸・アルカリに弱く手入れに気を使う必要がある
- 見た目や風合いがよく高級感がでる
- 使いこむことで変化してゆきそれぞれ個性的な味わいが楽しめる
|ウレタン塗装
ウレタン塗装は漆の代替になります。
- 非常に安価である
- 塗装も比較的簡単である
- 乾くと非常に硬くて丈夫である
- 色あせもなく手入れや保存が楽である
- 食器などに使っても安全である
- 食器洗い機なども使える
- 見た目も綺麗である
|ウレタン塗料の活用
このようにウレタン樹脂は漆にはない丈夫さや手ごろを備えているために
近年、漆の代用として多くの場面で使われています。
特に化学合成の樹脂としては食器への使用の許可を唯一受けていますので
会津では会津塗の高い技術を応用してウレタン塗装の優れた商品が
積極的に作られています。
ウレタン塗装は丈夫で安価で美しいが特徴ですが、
やはり高級感や芸術性では漆塗りには劣ります。
日常的なご利用には最適ですが、
晴れの場面や大切な方への贈りものでは本漆にやはり軍配が上がります。
また漆塗装とウレタン塗装の両者の長所を生かした漆とウレタンの合成樹脂も
様々の容器に利用されています。
会津漆器では
(漆+ウレタン)=漆50%以上
(ウレタン+漆)=ウレタン樹脂50%
と表記を定めています。